想及
そうきゅう
名詞
標準
文例 · 用例
この目的を達成するため、著作物の「公正な利用」がはかられるよう環境を整えておくことは、日本国憲法が国民に保証する「幸福追求」の権利、「思想及び良心の自由」「表現の自由」「学問の自由」「教育を受ける権利」等に深く関わってくる。
— 著作権保護期間延長が青空文庫にもたらすもの 『「天に積む宝」のふやし方、へらし方』 青空文庫
(その代表は美的理想)二が感覚物を通じて知、情、意の三作用が働く場合でこれを分って、(い)知の働く場合(代表は真に対する理想)(ろ)情の働く場合(代表は愛に対する理想及び道義に対する理想)(は)意志の働く場合(代表は荘厳に対する理想)となります。
— 夏目漱石 『文芸の哲学的基礎』 青空文庫
之を何とか為す、曰く、皮想的信仰破れて、心を以て基礎とする思想及び信仰の漸く地平線上に立ち上りて、曙光|炳灼たるものある事是れなり。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
而して、今や、クロオド・ベルナアルのやうな学者が、人体にも一定の法則がはたらいてゐるといふことを示したのであるから、私たちは、この次には思想及び感情の法則がつくられるやうになるだろうと断言しても、謬るおそれはないのである。
— 平林初之輔 『エミイル・ゾラの文学方法論』 青空文庫
三浦と僕は臼井が船へ伴れて来たサラムの一人息子と語つたが、家が古い基督教徒で英国の教育を施して居る丈に流暢な英語で元気よく政治や文学を話すのは十七歳|許りの少年の思想及び態度とは思はれなかつた。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
(「支那古代經濟思想及制度」)。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
随って、単一階級の絶対独裁と、その階級内における各員の均一とを要望して、人間及び人間生活の多種な欲望や夢想や要求を認めず、思想及び行動の自由を拒否する「党」的強権主義の桎梏は、遂に文学を一定の公式化する。
— 豊島与志雄 『現代小説展望』 青空文庫
「党」の趣旨を絶対指導の地位に置き、それによって万事を統制し、人間多様の欲望や夢想や要求を認めず、思想及び行動の自由を拒否する、そういう強権主義は、文学の上にも重い軛を投げかける。
— 豊島与志雄 『性格を求む』 青空文庫