舎内
しゃない
名詞
標準
文例 · 用例
―― 演説が終ると、獄舎内と外から一斉に、どっと歓声が上がった。
— 葉山嘉樹 『牢獄の半日』 青空文庫
……人々は、S銀行の舎内のゴザの上で、一夜を過した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
死亡承諾書、私|儀永々|御恩顧の次第に有之候儘、御都合により、何時にても死亡|仕るべく候年月日フランドン畜舎内、ヨークシャイヤ、フランドン農学校長|殿 とこれだけのことだがね、」校長はもう云い出したので、一瀉千里にまくしかけた。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
今迄静かだった校舎内が俄に騒がしくなって、彼方此方の教室の戸が前後して慌だしくパッパッと開く。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
毎晩うち一名が厩舎内で宿直し、あと二名は裏二階で寝る。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
……大学、病院の宿舎内で、雛を飾って遊ぶのですな。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
しかもこの命令には期限が附してあって、来六月六日に必ず舎内に徙れということであった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
それゆえ舎外生から舎内生に転じて、学校と自己との関係の一段の緊密を加うることを嫌うのであった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫