胡琴
こきん
名詞
標準
huqin (any Chinese string instrument played with a bow)
文例 · 用例
高尾氏は幾人かの支那の歌妓を此席へ加へられたが、其中に前の妓館で見た妓が幾度か師父の胡琴に合せて歌つた。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
師父は男の胡琴弾きの称である。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
」「ええ」「では、どうして胡琴をひいたり、あたしに歌をうたわせたりするの?
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」「そんなことは、どうでもいいから、茂ちゃん、お歌いなさいな」といって、兵部の娘は糸巻を置いて、胡琴を取上げました。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
」「どうしてだって、弁信さんは悪くいう人じゃない、あの人を悪くいう方が間違っている」「わたしは、そんな人、いっこう知らない」 兵部の娘は、三下りの調子で、胡琴を鳴らしてみました。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
きいのこきのこきんたけぎんたけどこいったおやまのじいさんどこいったきのこのじいさんどこいったでーてこ でーてこう 踊りながら次第に集まってきて、円く輪をつくって、くるくると廻りました。
— 豊島与志雄 『お山の爺さん』 青空文庫
しまいに朝鮮人の頭をこきんと張つけてやりたくなったくらい残酷に取扱われた。
— 夏目漱石 『満韓ところどころ』 青空文庫
作例 · 標準
中国の伝統的なオーケストラにおいて、胡琴は西洋音楽のバイオリンのように主旋律を受け持つ中心的な楽器だ。
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二胡も広義の胡琴の一種であり、その独特で艶やかな音色は、現代の映画音楽や歌謡曲でも多用されている。
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夕暮れの街角で胡琴を奏でる老人の周りには、その美しい音色に誘われて、いつの間にか小さな人だかりができていた。
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標準
biwa (4 or 5-stringed Oriental lute)
作例 · 標準
琵琶法師が掻き鳴らす胡琴の響きが、物語る『平家物語』の諸行無常の響きをより一層深く聴衆の心に刻み込む。
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正倉院には、かつてシルクロードを渡って日本へ伝来した、螺鈿細工が施された見事な装飾の胡琴が大切に収蔵されている。
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指や撥を使って弦を力強く弾く胡琴の音は、語り部が紡ぎ出すドラマチックな歴史物語に、力強い命を吹き込んでいく。
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