知音
ちいん
名詞
標準
exceptionally close friend
文例 · 用例
君の肖像と事蹟とは、米国の親友お札博士の名で日本に知られているところの、スタア氏の著書『フジヤマ』(英文単行本)によって、同情ある筆で世界に伝えられたが、故国で、知音諸氏によって、君を追悼した登山会が催されたとすれば、君にはいい手向けである。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
――山家あたりに住むものが、邸中、座敷まで大な茸が幾つともなく出て祟るのに困じて、大峰葛城を渡つた知音の山伏を頼んで來ると、「それ、山伏と言つぱ山伏なり、何と殊勝なか。
— 泉鏡太郎 『くさびら』 青空文庫
そしていま迄、下手に謙遜に学び取っていた仕方は今度からは、争い食ってかかる紛擾の間に相手からのような騒々しいものを混えることに於て、却って知音や友情が通じられる支那楽のような交際も無いことはない。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
自ら得るあらば 苟に伝ふるに堪へむ、何ぞ必ずしも 知音を求めんや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
親戚知音の人々の喜びかぎりなし。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
わが音むかしに変らぬか、なつかしきものは往日の知音なり。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
その詩の爲めに知音を得ざるを恨みしが爲めなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
知音の法筵に列するためであつた。
— 泉鏡花 『雨ばけ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は私の知音であり、どんな時も私を理解してくれる唯一の存在だ。
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数十年ぶりに再会した旧友は、まさに知音と呼ぶにふさわしい人物だった。
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知音の存在は、人生の喜びを倍増させ、悲しみを半減させてくれる。
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