飽き足りない
あきたりない
表現形容詞
標準
unsatisfactory
文例 · 用例
六 秋から冬にかけてのことだったが、銀子は女房持ちの若林に、何かしら飽き足りないものを感じ、折にふれてそれを言い出しでもすると、若林は一言のもとに排け、金で面倒を見てやっていれば、それで文句はないはずだというふうだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
事実女神達よりも美しい自分が、女神と同じやうに不平なく歌つてゐることも、姫は、飽き足りない、と思つた。
— 牧野信一 『嘆きの孔雀』 青空文庫
この人の相手には上の上の品の中から選んでも飽き足りないことであろうと見えた。
— 帚木 『源氏物語』 青空文庫
この世に少しでも飽き足りない心を残すのはよくないということだから」 源氏は涙ぐんで言っていた。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
息子や娘は母の態度を飽き足りない歯がゆいもののように思って、尼になっていながらこの世への未練をお見せするようなものである、俗縁のあった方に惜しんで泣いていただくのはともかくもだがというような意味を、肱を突いたり、目くばせをしたりして兄弟どうしで示し合っていた。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
事実は先朝に権力をふるった人たちに飽き足りないところがあって引きこもっていたのであるから、この人に栄えの春がまわってきたわけである。
— 澪標 『源氏物語』 青空文庫
……そこまで理屈らしく理屈をたどって来てみると、葉子は自分というものが踏みにじっても飽き足りないほどいやな者に見えた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
家ぢうを大声あげて、出来るだけの速さで駆け回つても、まだ飽き足りないやうな気がします。
— 牧野信一 『美智子と歯痛』 青空文庫
作例 · 標準
旅行により見知らぬ世界への扉が開く。
交通網の整備により移動が便利になった。
観光地の特色を知ることは人生を豊かにする。
旅の経験は人を成長させる。