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蹌踉く

よろめく
動詞
1
標準
文例 · 用例
案山子の簑は、三つともぴしよ/\と音するばかり、――中にも憎かつたは後から行く奴、笠を着たを得意の容躰、もの/\しや左右を※しながら前途へ蹌踉く
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
おもみに曳かれて、お夏も蹌踉く
泉鏡花 式部小路 青空文庫
すると彼ははずみを喰って蹌踉くとたあいもなく尻もちをつきましたが、その時私のインヴァネスの羽を掴んで破ってしまったのです。
渡辺温 遺書に就て 青空文庫
空を撃ったお杉は力余って、思わず一足前へ蹌踉く機会に、恐く岩角に蹉いたのであろう、身を翻えして穴の底へ真逆さまに転げ墜ちた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
恥辱の念と憤怒の情が、ダイナマイトでも爆發した樣に、身體中の血管を破つて、突然立上つたが、腹が減つてるのでフラフラと蹌踉く
石川啄木 病院の窓 青空文庫
恥辱の念と憤怒の情が、ダイナマイトでも爆発した様に、身体中の血管を破つて、突然立上つたが、腹が減つてるのでフラフラと蹌踉く
石川啄木 病院の窓 青空文庫
――鷺太郎は、蹌踉くように、人の輪を抜けて、ほっと沖に目をやっていた。
蘭郁二郎 鱗粉 青空文庫
失神して倒れている奴は殺しにくかろうと思ったので、倒れられぬ用心に、「陶、こッちへ来い」 と怒鳴ると、陶は蹌踉くように座敷へ上ってきて、畳に両手をついて頭をさげた。
久生十蘭 湖畔 青空文庫
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