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両班

りょうはん
名詞
1
標準
preliminary introduction (Zen)
文例 · 用例
そうして、職を辞した今も、いわゆる両班で、その経済的に豊かなことは息子の服装からでも分った。
中島敦 虎狩 青空文庫
その宰相の家には宣揚と云う独り児の秀才があったが、それが十八歳になると父の宰相は、同族の両班の家から一人の女を見つけて来てそれを我が児の嫁にした。
田中貢太郎 悪僧 青空文庫
宣揚は従来にない幸福を感じて、夫人を傍からはなさなかったが、朝鮮の風習として結婚した両班の子弟は、すぐ山寺へ往って独居生活を始め、科挙に応ずることのできるように学問文章を修めることになっているので、宣揚もしかたなく夫人を家に残して山寺へ往った。
田中貢太郎 悪僧 青空文庫
夫人の実父の老|両班は、いきなり腰の刀を抜いて夫人の咽喉元を刺した。
田中貢太郎 悪僧 青空文庫
今さら、朝鮮あたりの娘のことをここに引き合いに出すのもすこし突然ではあるが、両班という階級の娘の嫁に行く夜を見たという人の話にはこんなことがある。
第二部下 夜明け前 青空文庫
風俗も異なり習慣も異なる朝鮮の両班と、木曾の旧い本陣とは一緒にはならないが、しかし青山の家でもやはりその「見るな」で、娘お粂に白無垢をまとわせ、白の綿帽子をかぶらせることにして、その一生に一度の晴れの儀式に臨ませる日を待った。
第二部下 夜明け前 青空文庫
朝鮮にはもと中人という一階級があって、両班すなわち貴族と、平民すなわち常民との中間に位置したものだった。
喜田貞吉 間人考 青空文庫
石垣を廻らした素晴らしい民家の中に囲まれて、この両班の住居は隠されていた。
柳宗悦 全羅紀行 青空文庫
作例 · 標準
厳しい修行を積む僧侶たちは堂内で両班に分かれて向かい合うように整列し、静寂の中で一斉に座禅を組み始めた。
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住職の鳴らす鐘の合図とともに、薄暗い本堂に並んだ両班の僧たちから、低く厳かな読経の声が響き渡った。
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毎朝夜明け前に行われる勤行では、古くから決められた作法に厳格に従って、両班の僧侶が滞りなく法要を進行していく。
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2
標準
yangban (traditional ruling class of Korea during the Joseon dynasty)
作例 · 標準
朝鮮王朝時代、両班は科挙の受験資格を独占する特権的な身分階級として、国家の政治や儒教的な学問の中心を担っていた。
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彼の家系は代々続く由緒ある両班の出身であり、実家の古い書庫には先祖が残した難解な漢籍が山のように積まれている。
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十九世紀後半になると身分制度が揺らぎ、没落して地方に追いやられた両班の中には、一般の農民と変わらない貧しい生活を強いられる者もいた。
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ウィキペディア

両班(りょうはん、양반〈ヤンバン・韓国〉、량반〈リャンバン・北朝鮮〉)とは、高麗時代および李氏朝鮮王朝時代の官僚を務めた男性貴族のことを指す。

出典: 両班 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0