雑考
ざっこう
名詞
標準
文例 · 用例
『一話一言』一六に、『会津旧事雑考』より承安元年|辛卯を耶麻郡新宮の神器の銘に、弥勒元辛卯と記した由を引き、三河万歳の唱歌に、弥勒十年辰の歳、諸神の立ちたる御屋形と唄うも、いずれなき事にはあらじかし、とある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
静物画雑考 東洋画ことに支那絵には野菜、果実、草花、器物、等が単独に絵の題材として古くから多く使われている。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
ガラス絵雑考 私は、ガラスというものについて特殊な愛着を持っている。
— 小出楢重 『油絵新技法』 青空文庫
本項はかつて本誌所載「斑鳩宮及び斑鳩寺に関する雑考」中にその大要を述べたところであるが、今、さらに再建非再建論問題の回顧を完うし、兼ねて前説の不備を補うの意味において繰り返す事とした。
— 喜田貞吉 『法隆寺再建非再建論の回顧』 青空文庫
斑鳩宮に掘立柱の建築物のあった事は、余輩かつて本誌上の「斑鳩宮雑考」の中にも述べておいた。
— 喜田貞吉 『法隆寺再建非再建論の回顧』 青空文庫
やはり、文政頃の酒価と酒の質について『異聞雑考』の記すところでは――味噌は甲午の夏五月より、金一両二十貫四百目になりぬ。
— 佐藤垢石 『酒渇記』 青空文庫
「※庭雑考」に「禁秘抄」を引用して『角なきは獅子、角あるは狛犬なり』と云うているけれども、実際には角のある獅子が、狛犬の代理をしているのも、決して珍しくない。
— 中山太郎 『獅子舞雑考』 青空文庫
九、獅子頭の鼻毛と馬の尻尾 私の雑考も、獅子頭の鼻毛の如く、それからそれへといたずらに長くなったので、この辺で打ち切ろうと思うたが獅子の鼻毛の出たついでに、これに関する一挿話を掲げて擱筆する。
— 中山太郎 『獅子舞雑考』 青空文庫