の
の
助詞
標準
文例 · 用例
入り口は黒板べいの一部を切りあけ、形ばかりという門がまえだ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
引きちがいに立てた格子戸二|枚は、新しいけれど、いかにも、できの安物らしく立てつけがはなはだ悪い。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
むかって右手の門柱に看板がかけてある。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
板も手ごしらえであろう、字ももちろん自分で書いたものらしい、しろうとくさい幼稚な字だ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
「家畜診察所」とある大字のわきに小さく「病畜入院の求めに応じ候」と書いてある。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
板の新しいだけ、なおさら安っぽく、尾羽打ち枯らした、糟谷の心のすさみがありありと読まれる。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
あがり口の浅い土間にあるげた箱が、門外の往来から見えてる。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
家はずいぶん古いけれど、根継ぎをしたばかりであるから、ともかくも敷居鴨居の狂いはなさそうだ。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫