幻辞.com

器具類

きぐるい
名詞
1
標準
instruments
文例 · 用例
窓帷は引かれて、夏の午後のきびしい日ざしは、臆病な、怯やかされてゐるやうな器具類を一々檢査したり、龜裂の入つた鏡の中を不器用さうにうろつき※つてゐた。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
さう、それは確かに、それらの半ば夢見心地の、ぼんやりとした器具類にとつては、恐ろしい一時期であつた。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
小さな、脆い器具類は、手にとり上げると、すぐ壞れるので、いそいで元の場所に置かれた。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
それらの我儘に馴らされてゐる器具類は、どんな墜落にも堪へ得なかつたからであつた。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から 青空文庫
器具類はともかく、食事の粗末なのは、折角転地療養に来てゐてその甲斐がないと思つたから、私は間もなく宿泊料の値上げをして見たが、それもさした効果はなく、青魚の腐敗したのを食べさせられ、全身に発疹したやうなこともあつた。
河上肇 随筆「断片」 青空文庫
塀、壁の修繕、植木の手入れ、調度、器具類の掃除、掛物、什器類の下調べ、邸の中も、蔵の中も、庭も、門の外も、廊下も、人影と、足音とが、動いていた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
油断のならない人物らしかったが、とんでもない競争者が出て来たものだ) 碩寿翁はこんなことを思いながら、弦四郎の立ち去ったその後においても、蒐集部屋の中をあちらこちらと、珍奇の器具類を調べながら、しばらくの間はさまよっていた。
国枝史郎 生死卍巴 青空文庫
客間は至って簡素なもので、目を惹く華美なものを殊更に避け、重厚な器具類のみが恐らくは必要以上に備えてある。
豊島与志雄 秦の出発 青空文庫
作例 · 標準
化学の実験を始める前に、必要な器具類がすべて揃っているか入念に確認した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
この病院は最新鋭の医療器具類を導入しており、高度な治療が受けられる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
引越しを機に、古くなった調理器具類をすべて新しいものに買い替えた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro