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丸煮

まるに
名詞
1
標準
boiling something whole (e.g. vegetable, fish)
文例 · 用例
三、四町行くとまた一軒の汚い旅人宿、幸いここでは、鰌の丸煮か何かで漸く昼飯に有付くことが出来た。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
向うの暗い棚の上には、章魚の丸煮や、蒲鉾の皿が行列している。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
仲橋広小路の市は、ちょうど鰌屋の近辺が一番賑やかであった(江戸の名物鰌屋は浅草の駒形、京橋で仲橋、下谷で埋堀、両国で薬研堀この四軒でいずれも鰌専門で汁と丸煮だけである)。
歳の市のことなど 幕末維新懐古談 青空文庫
……夕方から、澄太君夫妻と共に黙壺居の客となる、みんないつしよに支那料理をよばれる、うまかつた、鶩の丸煮、鯉の丸煮、等、等、等(わざ/\支那料理人をよんで、家族一同食べたのは嬉しい)。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
ついでに泥鰌も味噌汁に限ることを言っておこう、駒形の名物泥鰌に浮れ込み、いやに江戸がって骨抜きせぬのをとりよせ、丸煮の鍋に白い腹を出してるのを見て、俄にげんなりしてしまい、嫌々むしって喰べる連中、近来は大分多くなったと、内々嗤ってる手あいがある。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
どじょうといえば本黒の丸煮、玉子の白味でアクを抜いたわりしたでないと食えないという。
矢田津世子 茶粥の記 青空文庫
須賀津の溜から胡麻鰻を取って来て、丸煮で先生に差上げて、少しでも根気を附けて上げましょうと、それは私の一心からで、人手にも掛けず選りに行ったのですよ。
江見水蔭 死剣と生縄 青空文庫
燕の巣、鮫の鰭、蒸した卵、燻した鯉、豚の丸煮、海参の羹、――料理はいくら数へても、到底数へ尽されなかつた。
芥川龍之介 南京の基督 青空文庫
作例 · 標準
獲れたての新鮮な小魚を、醤油と砂糖で甘辛く丸煮にして食卓に並べた。
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冬の寒い日には、丸煮にした大根が体の芯から温めてくれる。
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この地方の伝統料理では、カボチャをそのまま丸煮にするのが一般的だ。
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