陣頭
じんとう
名詞頻度ランク #43335 · 青空 166 例
標準
head of an army
文例 · 用例
高邁の理想のために、おのれの財も、おのれの地位も、塵芥の如く投げ打って、自ら駒を陣頭にすすめた経験の無い人には、ドン・キホオテの血を吐くほどの悲哀が絶対にわからない。
— 太宰治 『デカダン抗議』 青空文庫
今度は良兼もをかしな智慧を出して、将門の父良将祖父高望王の像を陣頭に持出して、さあ箭が放せるなら放して見よ、鉾先が向けらるゝなら向けて見よと、取つて蒐つた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
将門の兵は千人に満たなかつたが、副将軍春茂(春茂は玄茂か)陣頭経明|遂高、いづれも剛勇を以て誇つてゐる者どもで、秀郷等を見ると将門にも告げずに、それ駈散らせと打つて蒐つた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
さらば起たむ、この力ある身と肉を陣頭の戦渦に曝さむ、可ならずや、と。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
たまたま陣頭に姿を現わした単于とその親衛隊とに向かって、一時に連弩を発して乱射したとき、単于の白馬は前脚を高くあげて棒立ちとなり、青袍をまとった胡主はたちまち地上に投出された。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
李陵は例によって漢との戦いには陣頭に現われず、水北に退いていたが、左賢王の戦績をひそかに気遣っている己を発見して愕然とした。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
かくて十日の午前二時半頃越軍は犀川の南方に東面して陣取り、剛勇無比の柿崎和泉守を先陣に大将謙信は毘字旗と日の丸の旗を陣頭に押し立てて第二陣に控えて、決戦の朝を待った。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
盛政大いに怒って自ら陣頭に立ち、息をもつかずに攻め立てたので、塁兵遂に崩れた。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に陣頭に立ってチームを牽引し、目標達成に貢献した。
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苦しい状況でも、監督は陣頭に立って選手たちを鼓舞し続けた。
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新しい事業を立ち上げる際、彼は陣頭に立って困難な交渉を進めた。
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