石火矢
いしびや
名詞
標準
ancient type of cannon
文例 · 用例
正邪の判断を寄せ付けぬ石火矢なのだ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
長唄 元寇長唄 元寇第一段天に連る玄界の際涯はいづく壱岐対馬、夕浪千鳥群れかへる蜑の小舟のそれならで、山かと高き兵船の満々と張る真帆の数、櫓に撓むる石火矢に軍皷の調旌旗とどよもし、舳艫相|接ぐ九百余艘、入日に染まる船脚やとどろと洗ふ潮の手を、しや、ひた押しの陣がまへ松浦さしてぞ押し寄せたる。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
直ちに廻送せしめ、城へ石火矢を放たせた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
当時城内の武備の有様を見るに石火矢八十挺、二三十目玉から五十目玉までの大筒百挺、十匁玉より二十目玉までの矢風筒三百挺、六匁玉筒千挺、弓百張、長柄五百本、槍三百本、具足二百領、其他とあるから、相当なものである。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
寄手はそこで石火矢を放ったから、城内は火煙に包まれて、老弱の叫声は惨憺たるものである。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
尤も石火矢や大砲は支那の方が日本人よりも進んで居りましたが、此の小銃で狙撃するのは日本人特有のものでありまして、朝鮮で七八年も永い間戰爭して居る間に、朝鮮人が日本人から傳授されまして、それが後になつて支那人に大變調法がられた事があります。
— 内藤湖南 『日本國民の文化的素質』 青空文庫
「ああ、今度は火精か※ すると、拳銃か石火矢かい。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
が、ひとり石火矢の下に剛情にもひとり城を攻めてゐる。
— 芥川龍之介 『続文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
作例 · 標準
この博物館には、戦国時代の貴重な遺物である石火矢が展示されている。
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復元された石火矢による模擬演武が、来場者の注目を集めた。
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古文書には、関ヶ原の戦いで使用された石火矢の数や性能に関する記述が見られる。
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城郭の防御において、石火矢は敵の攻撃から城壁を守る重要な役割を担った。
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