男山
おとこやま
名詞
標準
rugged mountain (of the more rugged mountain of a pair of mountains)
文例 · 用例
金刀比羅宮、男山八幡宮、天照皇大神宮、不動明王、妙法蓮華経、水天宮。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
朝潔、五十鈴の川の御手洗水や、幣を手向の男山、勅使|下向と聞くからに御陵の杉の昼|闌けて日の色添ふる蝉しぐれ、護摩の煙のしまらくも籠り絶えせぬ寺々山々、いづれは異国|調伏の、はららはららと大般若心経、物々しくぞ奉る。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
延寶五年六月、ひそかに男山の八幡宮に詣でて、奸臣退き、忠臣進み、なほ將軍に嗣子あらむことを祈りて歸りけるに、その事幕府に洩れ、忠直は譴責を被り、正信は移されて、淡路なる松平綱道に預けられぬ。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
雨乞いならば八大龍王を頼みまいらすべきに、壇の四方に幣をささげて、南に男山の正八幡大菩薩、北には加茂大明神、天満天神、西東には稲荷、祇園、松尾、大原野の神々を勧請し奉ること、まさしく国家鎮護悪魔調伏の祈祷と見ました。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
天狗か何か知らないが、化鳥がつばさを張ったようなひとむらの黒雲が今度は男山の方から湧き出して、飛んでゆくように日の前を掠めて通ったのである。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
そしてそういうふうに死んだ者は山男山女の類の族のなかにゆくといわれている。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
その庭の白く乾いた道の上こそ、草履の端から立つ埃がむっとしておれ、たった一歩、例えばまあ三月堂から男山八幡へ行く道、三笠山へ出る道を右にそれて草原に出て見る、そこで人影はもう余程疎らだ。
— 宮本百合子 『宝に食われる』 青空文庫
その時宮の前の櫺の木に、男山のほうから山|鳩が三羽飛んできて怪しい声で鳴きつつ食らい合いをはじめました。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
作例 · 標準
例句