幻辞.com

煩労

はんろう
名詞
1
標準
trouble
文例 · 用例
そして、実生活の煩労から哲学と宗教の世界へと云うような、思想家として有名な某文士の評論を読みかけたところで、頭を押しつけられるような陰鬱な感じがするので、読むことを止めて眼をあげると、もう陽が入ったのか四辺が灰色になっていた。
田中貢太郎 蟇の血 青空文庫
精神的には導かれ守られる代りに、世俗的な煩労汚辱を一切|己が身に引受けること。
中島敦 弟子 青空文庫
そして、実生活の煩労から哲学と宗教の世界へと云ふやうな、思想家として有名な某文士の評論を読みかけたところで、頭を押し付けられるやうな陰鬱な感じがするので、読むことを止めて眼をあげると、もう陽が入つたのか四辺が灰色になつてゐた。
田中貢太郎 蟇の血 青空文庫
他人によって新しい自分を造ろうと思いながら、やはり自分は昨日の自分同様の感情や習慣を保持して、内心では一家の見識などを立てていたいと思うならば、それは矛盾であるから、何等の益を生じないばかりでなく、却って相互に無益な煩労を起す因になる。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
未だ充分その効果を挙げ得ないが、会員を会に親しましめると共に一部の者を過重なる煩労から救い兼ねてその活動を能率的ならしめることができると思う。
野呂栄太郎 三田社会科学研究会報告 青空文庫
この部屋の主人は火をおこす煩労にも堪えかねるので、炬燵もかかつてゐなかつた。
――夢と知性―― 吹雪物語 青空文庫
木村重吉の打算をもたない奔走によつて、卓一はくさぐさの煩労から救はれることもできたのである。
――夢と知性―― 吹雪物語 青空文庫
だから、誰か演出の助手が必要だし、音楽家との密接な共力の必要のことなど考えると、そういう人間関係の煩労に、考えただけでも堪えられなくなってしまう。
坂口安吾 我が人生観 青空文庫
作例 · 標準
日々の煩労に追われ、心身ともに疲弊していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼は、煩労を避けるため、人里離れた場所で静かに暮らしている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
こんな煩労を抱えるなら、いっそすべてを投げ出してしまいたい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite