百難
ひゃくなん
名詞
標準
all obstacles
文例 · 用例
百難に屈せぬ意気にある。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
当時我党の士は天下の俗論古論者に敵すると同時に、一方には彼等を網羅して之を諭し、その古来|徹骨の蒙を啓て我主義に同化せしめんとの本願なれば、四面暗黒の世の中に独り文明の炬火を点じて方向を示し、百難を冒して唯前進するのみ。
— 福澤諭吉 『〔気品の泉源、智徳の模範〕』 青空文庫
意志さえ堅固なれば、賢愚を問わず、百難前に迫っても、これを冒して断行する。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
百難を排して一世を平にし、千紛を除いて大計を定む、唯大なる手の人たるを要す。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
先住の高風に比べれば百難あつたが、彼も亦一生|不犯の戒律を守り、専ら一酔また一睡に一日の悦びを托してゐた無難な坊主のひとりであつた。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
勇敢に清新な人間的の理想に燃える芸術が、百難を排して尚お興起するのを否むことができない。
— 小川未明 『正に芸術の試煉期』 青空文庫
彼が水戸に処し、徳川氏に処し、朝廷に処し、浮浪に処し、幕吏に処し、鎖港開国に処し、公武合体に処するを見るに、百難を排して一世を平かにし、千紛を除いて大計を定むるの雅量ありしが如し。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
その性質の磊落なる、光明なる、大胆なる、その百難を排きて屈せざる、その信ずる所を執りて移らざる、その道念の鬱積したる、その信念の堅確なる、その宗教的神秘の心情を有する、要するにみな松陰において、多少マヂニーの典型を見ざるは莫し。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
作例 · 標準
彼は百難を乗り越え、ついに夢を実現した。
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新しい事業の立ち上げには、百難が待ち受けているだろう。
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百難に屈することなく、彼女は目標に向かって進み続けた。
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