支那人
しなじん
名詞
標準
Chinese person
文例 · 用例
」 暫くして支那人の傭車夫が母にかう言つて笑つてゐるのが聞えた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
それからその支那人を信用し切つた母の「お前よく言つて呉れたね、そんな時はこれからでも一寸わたしまで言つてお呉れよ」といふ声が聞えた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
「うんう、う……」と支那人は点頭いた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
「支那人にしては珍しい好い人間だ。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
支那人の如きは、古來から象形文字を使用し、言語が文字に書かれた場合の、視覺上の表象效果を重視したが、しかもその支那人でさへ、發音の場合は韻の四聲法を嚴重にし、異語同音の混錯を避け、いやしくも耳で聽いて語義の解らないやうな不便な國語は、決して使用しなかつたのである。
— 萩原朔太郎 『ローマ字論者への質疑』 青空文庫
ひょろ長い支那人のような後姿を辻に立った巡査が肩章を聳かして寒そうに見送った。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
鬼の棲家を過ぎて仙郷に入るやうな気がして昔の支那人の書いた夢のやうな物語を想出すのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
鬼の棲家を過ぎて仙郷に入るような気がして昔の支那人の書いた夢のような物語を想い出すのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
作例 · 標準
古い地図や文献には、当時日本に住んでいた支那人の居住区が記されている。
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昔の小説の登場人物として、商売上手な支那人が描かれていた。
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歴史的な文脈を除けば、現代でこの名称を使うのは適切ではない。
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ウィキペディア
支那人(シナじん、シナ人)という言葉は 、中国(支那)本土を中心として居住する漢民族を指す。日本語における支那は地理的概念であり、平安時代に漢訳仏典を通じて中国からもたらされた。支那人とは支那の地域に定住する人間と言った程度の形而上的概念であり、日本では明治期以降、とくに清朝の崩壊が明らかになった19世紀末ころからこの地域全体を総称する概念、あるいは民族概念として学術的に使用されるようになった。それまではこの地域を王朝名を利用して呼称するのが通例であり、明治中期まではこの地域を清国、その住人を清国人と呼んでいた。 元々この言葉自体に蔑視の意味はなかったものの、第二次世界大戦後には「日中戦争時に蔑称的に使用された」という理由から差別的意味合いがあると主張され、使用が避けられる傾向にある。
出典: 支那人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0