漢奸
かんかん
名詞
標準
Chinese traitor (esp. a collaborator with the Japanese)
文例 · 用例
また『隔簾花影』の第三十八囘に、南宋の岳飛が揚州を囘復して、かねて金軍の手先となつて支那人を虐待した、所謂漢奸の重なる者を捕へて處分した時の光景を描いて、那時百姓。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
前作「歯車」から「漢奸」へと一歩進境をみせ、更に上海を舞台とするものから、今度の内地に材をとつた「広場の孤独」に至つて、作者の手腕は、もはや懸念の余地がなくなつた。
— ――芥川賞(第二十六回)選後評―― 『珍重すべき国際感覚』 青空文庫
尤も、民衆が自発的に読まないのではなく、漢奸の名を着せられることを懼れてゐるのだといふ話である。
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
ところが漢奸だというので漢口の附近で一網打尽に殺戮されたらしい。
— 高村光太郎 『回想録』 青空文庫
その瞬間は意味が分らなかったが、その一語がするどく俺の耳を打った(あとで丸万に聞いて、漢奸と知った。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
襲われたのは漢奸なのだ。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
ものものしいターバンを頭にまき、大きな図体をした印度人だけにその傍観は異様だった(漢奸退治に手を出すとうるさいから、印度人巡査は傍観していたのだ)。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
秋の日がかんかん照りつけるので柿の葉が乾燥してじりじりと巻き上がるのでいつの間にかそっくりと雀を包んで動けないように縛ってしまう。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
作例 · 標準
歴史書では、清末の混乱期に多くの漢奸(かんかん)が現れたと記されている。
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映画は、日本軍に協力したとされる漢奸(かんかん)の悲劇的な運命を描いていた。
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「あの人物は、国家の敵、つまり漢奸(かんかん)だ!」と、民衆が怒りを露わにした。
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ウィキペディア
漢奸(かんかん、ハンジェン)とは、漢民族の裏切者・背叛者のことを表す。転じて、現代中国社会においては中華民族の中で進んで異民族や外国の侵略者の手先となる者を指している。
出典: 漢奸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0