形容しようのない
けいようしようのない
表現形容詞
標準
indescribable
文例 · 用例
それですらある場合には命の心棒を無理に曲げられるとでも云わなければ形容しようのない活力の燃焼を内に感じた。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
形容しようのない不快な(それが毒物なのだろう)匂いがあたりにひろがり、いしは悶絶するかのように呻いた。
— 山本周五郎 『いしが奢る』 青空文庫
六 金之助のおどろきは形容しようのないものだった。
— 山本周五郎 『落ち梅記』 青空文庫
なんとも形容しようのない悪臭のある物で、泥と砂と腐った水の固まりのような感じであり、その匂いはいつまでも舌に残った。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
然しなんとも形容しようのない、ぶきみな音が聞えたと思うと、槍の半ばから真向へ斬割られた一人は道の上に、片方は右手の稲叢の堆を血に染めながら倒れていた。
— 山本周五郎 『松風の門』 青空文庫
あたりまえじゃないの、こう思いながらその「あたりまえ」が慥かなものだということに、形容しようのない嬉しさを覚え、われ知らずそっと微笑するのであった。
— 山本周五郎 『柳橋物語』 青空文庫
岩の崩れる音と、地盤を揺りたてる震動の恐ろしさは、形容しようのないものであった。
— 山本周五郎 『山彦乙女』 青空文庫
そのときこそ、とらは平生とっておきの喉を存分に開放するが、その叫喚のすさまじさは形容しようのないものであり、牙を剥き出した顔つきのすさまじさもまた、形容を絶するものであった。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
作例 · 標準
彼の歌声は、形容しようのないほど美しかった。
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目の前に広がる大自然は、まさに形容しようのない絶景だ。
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形容しようのない不安が、彼の心を締め付けていた。
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