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寝入

ねいり
名詞
1
標準
文例 · 用例
なにか重いものでしっかりおさえていられるように妻や子どもは寝入っている。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
奴あ泣寝入りと云いたいんだが、泣寝入り処じゃねえや、泣き死にに死んじゃったじゃねえか。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
けれども、監獄に抛り込んである首謀者共が、深夜そうっと抜け出して来て、ブン殴っておいて、またこっそりと監房へ帰って、狸寝入りをしている、と云う考えは穿ちすぎていた。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
ソコで友人がいうには「明日の朝早く持ってこい、そうすれば貸してやる」といって貸してやったら、その人はまたこれをその家へ持っていって一所懸命に読んで、暁方まで読んだところが、あしたの事業に妨げがあるというので、その本をば机の上に抛り放しにして床について自分は寝入ってしまった。
内村鑑三 後世への最大遺物 青空文庫
海の表面の波は何やら騒いでいても、その底の海水は、革命どころか、みじろぎもせず、狸寝入りで寝そべっているんですもの。
太宰治 斜陽 青空文庫
内心は、マア坊なんかに、お隣りの越後こそ実に「オルレアンの少女」の作者なのだという事を知らせて、驚ろかしてやりたくて、うずうずしていたのだが、越後から「何も言うな」と口どめされているし、まあ、仕方なく、ゆうべは泣き寝入りの形だったのだ。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
しかるに、お前はいつも泣き寝入りだ。
太宰治 花吹雪 青空文庫
そうして、ひとりで、ぶつぶつ言いながら泣き寝入りだ。
太宰治 花吹雪 青空文庫