暖簾に腕押し
のれんにうでおし
表現
標準
not worth doing
文例 · 用例
しかし、女中に用事一つ言いつけるにも、まずかんにんどっせと謝るように言ってからという登勢の腰の低さには、どんなあらくれも暖簾に腕押しであった。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
柳に風、暖簾に腕押し、そういうのが、いちばん巧妙な作戦らしい。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫
仙人も雲から足を踏みはずすでんで、ましてこちとら猪八戒はとりわけ煩悩と馴染みの深い間柄だが、かうしてをけば、どういふ迷ひが脂粉をこらして攻め寄せてきても、まづは暖簾に腕押しといふところであらう。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
しかし暖簾に腕押しだったので、「あなた」 と返辞を促さなければならなかった。
— 佐々木邦 『村の成功者』 青空文庫
ザラにある屋号でもこの暖簾を分けるのは商店の大切な問題、白雲頭の小僧から十年の年季を勤め上げて礼奉公が二年、立派な白鼠といわれ多年チュウ勤の功によって分けて貰えば、一軒の出店の主人、暖簾のお蔭で本店同様のお引立てを蒙ったものだが、今時のお客には恐らく暖簾に腕押し。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
作例 · 標準
彼にいくら忠告しても暖簾に腕押しで、全く聞く耳を持たない。
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議論をふっかけたが、相手はまったく動じず、暖簾に腕押しとはこのことだと思った。
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毎日同じ注意をしても、子供たちは暖簾に腕押しで、一向に改善が見られない。
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