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平麦

ひらむぎ
名詞
1
標準
文例 · 用例
村役場から配布される自治案内に、七分搗米に麦をまぜて食えば栄養摂取が十分になって自から健康増進せしむることができると書かれてあって、微苦笑を催させずに措かなかったのはこの二月頃だったが、産業組合購買部から配給される米には一斗に二升の平麦が添加されることになった。
黒島傳治 外米と農民 青空文庫
七分三分、あるいは六分四分に米麦を混合して常食としている農民は、平常から栄養摂取を十分にやっているわけだが、一年中食うだけの麦を持っている者も、組合から配給される平麦を買って、持っている麦があまるならそれは玄麦で売れというのである。
黒島傳治 外米と農民 青空文庫
内地米と外米の五分五分の混合、あるいは六分四分の混合に平麦を加えるとどうもばらつきようがひどいので糯米を二分ほど加えてみた。
黒島傳治 外米と農民 青空文庫
平麦のかわりに丸麦を二度たきとして、ねりつぶしてねばりをつけた。
黒島傳治 外米と農民 青空文庫
今日の買物――弐十弐銭  酒二杯┌三十五銭  白米一升└十八銭   平麦一升弐十弐銭  煮干五十目十銭    赤味噌百目十銭    餅七ツ二銭    沢庵漬一本三十弐銭  なでしこ大包一個壱円弐十銭 木炭一俵八銭    バツト一物価騰貴、殊に生活必需品の騰貴は私を脅威する。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
――米麦を買ふ、外米二合押平麦一合が私の一日の糧である、感謝の生活、感謝を忘れたる時は堕落したる時である。
種田山頭火 松山日記 青空文庫
今日の買物は、――二十六銭 平麦一升 十銭 ナデシコ 六銭 豆腐一丁 五銭 切手卑しいかな人間、――醜いかな山頭火!
種田山頭火 一草庵日記 青空文庫