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菖蒲湯

しょうぶゆ
名詞
1
標準
bathwater with iris leaves
文例 · 用例
が、菜の花や薄の上をすらすらと、すぐに修善寺へついて、菖蒲湯に抱かれるやうな、優しいのではない。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
菖蒲湯に這入って粽を食った時は、僕はいつでも此日本と云う国が嬉しくて堪らなくなるな」 岡村は笑って、「君の様にそう頭から嬉しがって終えば何んでも面白くなるもんだが、矢代君粽の趣味など嬉しがるのは、要するに時代おくれじゃないか」「ハハハハこりゃ少し恐れ入るな。
伊藤左千夫 浜菊 青空文庫
* 五月の節句(四、五の両日)に菖蒲湯を焚き、夏の土用なかばには桃湯を焚き、十二月の冬至には柚湯を焚くのが江戸以来の習であったが、そのなかで桃湯は早く廃れた。
岡本綺堂 明治時代の湯屋 青空文庫
菖蒲湯又は柚湯の日には、湯屋の番台に白木の三宝を据えてあって、客は湯銭を半紙にひねって三宝の上に置いて這入る。
岡本綺堂 明治時代の湯屋 青空文庫
しかも明治の末期になると、花柳界附近は格別、他の場所ではその三宝を無視して、当日にも普通の湯銭しか置かない客がおいおい殖えて来たので、湯屋の方でも自然に菖蒲や柚を倹約し、菖蒲湯も柚湯も型ばかりになった。
岡本綺堂 明治時代の湯屋 青空文庫
菖蒲湯、ゆず湯、盆と正月の貰い湯、留桶新調、それらのほかに正月の三ヶ日間は番台に例の三宝を置いて、おひねりを受取る。
岡本綺堂 明治時代の湯屋 青空文庫
世の中が閑であったせいもあろうが、そんなわけで双方の親しみが深いので、前にいう菖蒲湯その他のおひねりも快く支払われたのであろう。
岡本綺堂 明治時代の湯屋 青空文庫
五月節句の菖蒲湯、土用のうちの桃湯、冬至の柚湯――そのなかで桃湯は早くすたれた。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
作例 · 標準
五月五日の夜は、無病息災を願って家族全員で菖蒲湯に浸かるのが我が家の代々の恒例行事だ。
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近所の銭湯の入り口に「本日、菖蒲湯あります」という貼り紙があり、季節の訪れを感じさせた。
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菖蒲湯独特の爽やかで強い香りが浴室いっぱいに広がり、一日の疲れがゆっくりと癒されていく。
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