顔揃い
かおぞろい
名詞
標準
文例 · 用例
この時は中幕に「鎌倉三代記」が出て、菊五郎の三浦、福助の時姫、芝翫の佐々木という顔揃いで、それも一つの呼び物となった為か、興行成績は頗る好かった。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
その「源氏店」の役割は源之助のお富、先代|家橘の与三郎、九蔵の多左衛門で、本所の小屋には惜しいくらいの顔揃いであったが、そのなかでも伝五郎の蝙蝠安は師匠そのままという好評で、名人松助とはまた一種違った味をもっていた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
ちょっと眼に立たないが、近来にない目の積んだ顔揃いで、早くも事件の容易ならぬ内容を察した志免警部の機敏さがわかる。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫