引導を渡す
いんどうをわたす
表現動詞-五段-サ行
標準
to perform the last rites over the deceased
文例 · 用例
おなじ発心をしたにしても、これが鰌だと引導を渡す処だが、これじゃ、お念仏を唱えるばかりだ。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
次は南水のきぎょ、西竹林の三けいちょうと名乗りて入り来り、三怪揃うて僧に飛び掛かるを、少しも動ぜず経を読んで引導を渡すと化物消え失せる。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
超脳髄式の青年名探偵アンポンタン・ポカン博士が、博士自身の脳髄を追かけまわして、物の美事に引っ捕えて、地ビタにタタキ付けて、引導を渡すまでの経過報告だ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
男へ引導を渡すような女だ、いずれ鉄火に相違あるまい。
— 国枝史郎 『銅銭会事変』 青空文庫
要するに断末魔の悪相や七転八倒ののたうちは、第二の自己に引導を渡すための壮烈な悪戦苦闘でもあつたらしい。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
じゃ僕はこれから鳩に引導を渡すことにしよう」と勇み立ったが、これがそもそも災難の濫觴であろうとは。
— タラノ音頭 ――コルシカ島の巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
終って、老師が引導を渡す。
— その十五 赤罠 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
――邪魔かね」 津田は最後の引導を渡すよりほかに途がなくなった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
作例 · 標準
僧侶が静かに読経し、亡くなった祖母に引導(いんどう)を渡す儀式が執り行われた。
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葬儀では、故人の魂が安らかに旅立てるよう、住職が引導(いんどう)を渡すのが慣わしだ。
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「これで、お父さんにもようやく引導(いんどう)を渡してあげられたね。」と、母は涙ながらに語った。
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長年連れ添ったペットが亡くなり、家族で集まり、感謝の気持ちを込めて引導(いんどう)を渡すセレモニーを行った。
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標準
to give someone their final notice (e.g. when firing them)
作例 · 標準
「君の度重なる遅刻には、もう我慢できない。明日で君に引導(いんどう)を渡すことになるだろう。」と、上司は厳しく言った。
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プロジェクトの進捗が遅れ、予算も尽きたため、ついに責任者に引導(いんどう)を渡す時が来た。
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「もうこの関係は続けられない。あなたに引導(いんどう)を渡すわ。」彼女はそう言って、別れを告げた。
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「これは最後の警告だ。これ以上問題を起こせば、学校から引導(いんどう)を渡されることになるぞ。」
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