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夕空

ゆうぞら
名詞
1
標準
evening sky
文例 · 用例
お豆腐屋の笛が方々で聞えてゐたわ、あの電信柱が、夕空にクッキリしてて、――僕、つてあの人あたしの方を振向くのよ、昨日三十貫くらゐある石をコジ起しちやつた、つてのよ。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
窓際の籐椅子に腰かけて、正面に聳える六百山と霞沢山とが曇天の夕空の光に照されて映し出した色彩の盛観に見惚れてゐた。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
湯元迄行つた頃にはもう日が峯の彼方にかくれて、夕空の殘光に照らし出されて雜木林の色彩が實にこまやかに美しい諧調を見せて居た。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
窓際の籐椅子に腰かけて、正面に聳える六百山と霞沢山とが曇天の夕空の光に照らされて映し出した色彩の盛観に見惚れていた。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
夕空の下に電燈の灯った東京の見馴れた街が、どうしたのかこの時に限って実に世にも美しい、いつもとは別な街のように見えた。
寺田寅彦 異質触媒作用 青空文庫
五位鷺がギャアと夕空を鳴いて過ぎた。
幸田露伴 蘆声 青空文庫
からりと晴れた夕空、はじめてみん/\蝉が鳴いた。
伊佐行乞 行乞記 青空文庫
星がうるんで見える初夏の夕空のような淡い浅黄色の汁の上へギャルソンはパラパラと焦したパン片を匙で撒いて行った。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
作例 · 標準
夕焼けに染まる夕空を見上げていると、一日の疲れが癒やされるようだった。
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子供たちは、夕空に浮かぶ雲の形を見て、様々な動物に見立てて遊んでいた。
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夏の終わり、夕空にはうろこ雲が広がり、秋の気配を感じさせた。
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