種をまく
たねをまく
表現動詞-五段-カ行
標準
to sow seeds
文例 · 用例
掌上の種われは手のうへに土を盛り、土のうへに種をまく、いま白きじようろもて土に水をそそぎしに、水はせんせんとふりそそぎ、土のつめたさはたなごころの上にぞしむ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
それがために後日できそこないの汽船をこしらえて恥をかくであろうことの厄運を免れた代わりに、将来|下手な物理をこね回しては物笑いの種をまくべき運命がその時に確定してしまったわけである。
— 寺田寅彦 『田丸先生の追憶』 青空文庫
おゝ、さうだ何事も秘密に、沈着に、根気よくそれぞれの真の種をまくことだ更に進発しよう、勿論最後の一人まで。
— ―3― 『小熊秀雄全集』 青空文庫
紙なぞを取りよせて、そのことを書きつけ、この世によい種をまく人とも成るやうにとの意味から、種夫といふ名を選んで贈つた。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
晴れてよい日の種をまく土をまく・子のないさみしさは今日も播いてゐる・夕月に夕刊がきた □・まがつた風景そのなかをゆく(再録)夜は樹明、冬村の二兄来庵、話題は例によつて、其中庵乃至俳句の事、渋茶をがぶ/\飲むばかりお茶うけもなかつた。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
そんなことをして、或は、新たな噂の種をまくことになるかも知れませんが、構うことはないと思いました。
— ――近代説話―― 『崖下の池』 青空文庫
ですから、おかみさん、あなたも斬られないようになさいまし」「何をいってるんですよ、この人は……人様をつかまえて、そんなことをいってごろうじろ、それこそ本当に斬られる種をまくようなものじゃないか。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
掘つても掘つても岩のかけらばかりの畑にイモの種をまく景もあつたやうだ。
— 片山廣子 『アラン島』 青空文庫
作例 · 標準
子供と一緒に庭のプランターへ朝顔の種をまくことにした。
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「種をまく時期が少し遅かったかな?」「大丈夫、まだ間に合うよ。」
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風に乗って飛んできたタンポポが、道端の隙間に種をまく。
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標準
to sow the seeds of ... (e.g. conflict)
作例 · 標準
彼の無責任な発言が、将来の大きな紛争の種をまくことになった。
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「そんな疑わしい行動ばかりしていると、不和の種をまくことになるぞ。」
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小さな誤解が積み重なり、ついには憎しみの種をまいてしまった。
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