桂
かつら異読 カツラ
名詞頻度ランク #10599 · 青空 1121 例
標準
katsura (Cercidiphyllum japonicum)
文例 · 用例
踊り終つてヂェラルドは彼女の頬に接唇し、彼女の頭髪に桂をかざしてやつた。
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
また左舷へ帰って室へはいって革鞄から『桂花集』を引っぱり出して欄へもたれて高く音読すると、艫で誰れか浮かれ節をやり出したので皆が其方を見る。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
そうして、肉桂酒、甘蔗、竹羊羹、そう云ったようなアットラクションと共に南国の白日に照らし出された本町市の人いきれを思い浮べることが出来る。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
一群の人たちは、遅塚麗水、大町桂月、江見水蔭、田山花袋、久保天随、坪谷水哉などであるが、花袋が紀行文家と言われた時分は、自然派文学勃興以前のことで、文章に感傷癖はあったが、淡泊清新、ことに武蔵野あたりの原野や雑木林の寂しさを、淡彩的に点描するのに巧みであった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
俎上に載せられたのは、麗水、桂月、天随、花袋、孤雁及び私であったが、一番ほめられたのが花袋と桂月で、当たらずさわらずのところが麗水、孤雁、最も手ひどくやっつけられたのが天随と私で、ことに私はひどく攻撃せられた。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
帰り路に、若尾、輿石両君から、故|大町桂月氏の、南アルプス登山旅行に同行した話を聞く。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
桂月氏の風采が、活けるが如く浮んで来る。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
南アルプス紀行が一枚も書かれないで、逝かれたため、桂月氏の簡潔なる名文を、永久に見ることが出来ないのは、甲斐の不幸ばかりでなく、山岳文学のためにも寂寥を感じる。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
作例 · 標準
春、桂の木が萌え立つと、独特の甘い香りが漂ってくる。
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公園の片隅に植えられた桂の木は、夏には涼しい木陰を作ってくれる。
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この盆栽は、古くから伝わる桂の銘木で、大変貴重なものだ。
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庭の桂の木に、可愛い鳥が巣を作ったようだ。
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