帆走船
はんそうせん
名詞
標準
sailing boat
文例 · 用例
さては先日反古の新聞に記されてあつた櫻木海軍大佐と其帆走船との行衞などが恰も今夜の此物凄い景色と何等かの因縁を有するかのごとく、ありありと私の腦裡に浮んで來た。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
私が子ープルス港を出港のみぎり、圖らずも注意を引いた反古新聞の不思議なる記事中の主人公で、既に一年半以前に或秘密を抱いて、部下卅七|名の水兵等と一夜奇怪なる帆走船に乘じて、本國日本を立去つた人、其人に今や斯かる孤島の上にて會合するとは、意外も、意外も、私は暫時五里霧中に彷徨したのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
自ら帆走船を作り、フレムを工夫し、浴室を建て、マムシ酒を醸造し、家族の病気を診断し、手製の体温器を挟ませ、同じく手製のハカリを以て投薬し平然として快復を信じてゐる。
— 岸田國士 『風邪一束』 青空文庫
明治十八年ごろ、アメリカの帆走船、下田近傍に至りて破損したるものあり。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
第一六節 一昨昨年ごろのこととかや、アメリカの帆走船、豆州下田近傍に来たりて破損したることあり。
— 井上円了 『妖怪玄談』 青空文庫
午後その池のおもては子供らが浮べる帆走船の玩具で十八世紀のロンドン・ドックのようだった。
— 宮本百合子 『ロンドン一九二九年』 青空文庫
作例 · 標準
小さな帆走船が沖合に向かって進んでいく。
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彼は古い帆走船を自分で修理している。
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夕暮れの海に、何隻もの帆走船が浮かんでいた。
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