死に恥
しにはじ
名詞
標準
dishonor that persists after death
文例 · 用例
それも武士らしい、華やかな勇ましい最期ともあることか、世に死に恥を晒すような見苦しい死にざまじゃ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
それもせめては武士らしい、あっぱれ華々しい最期ともあることか、犬猫にも劣った見苦しい死に恥を晒して、屍は野末に捨てらりょうぞ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
どのような醜い死に恥を晒そうとも……いや、その死にざまの浅ましく見苦しいほど、われらは手を打って喜ぶのじゃが、女王にはまだ幾分か人間のなさけがあるので、一旦見捨てた親にも格別の憐れみを加えて、せめては死に恥を包んでやろうとのお志じゃ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
こっちは只の素人、向うはともかくも二本差が六匹、無手の素町人が六人の侍を対手にして斬り殺されたと世間に知れたら、下総十五郎褒め者になっても死に恥じは掻くめえと、いのちを棄てる覚悟でござんしたが、斬られているうちに、ふいッと妹たちふたりのことを思い出したんでござんす。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
」然し北海道で死に恥も生き恥もさらしたくないと思ふと、如何に季節上の事情を實際に知らなかつたとは云へ、勇や氷峰に注意はされながら、かう雪の降るまでまご/\してゐた自分を、無見識だと身づから嘲けらざるを得ない。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
生涯生き恥をさらしたから、ハダカの死に姿をさらして死に恥もかきたい、と云った。
— 坂口安吾 『犯人』 青空文庫
みんなにハダカ姿を見せたいと云った」「罪ほろぼしに死に恥をかきたいと云ったのだな」「ハダカで死にたい、ハダカがいとしい、ハダカを見せたい、とその後で云った」「お前はサヨを殺したことを後悔しているか」「サヨは喜んで死んだ。
— 坂口安吾 『犯人』 青空文庫
腹背に大軍を引き受けて、今はこれまでと覚悟を定めた、多治見ノ四郎二郎国長は、この時まで中門に床几を立て、大将軍のごとく控えていたが、「今はこれまでぞ、死に恥じさらすな!
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
作例 · 標準
彼の行いは、子孫に死に恥をかかせることになった。
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潔く散ることで、彼は死に恥を避けた。
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死に恥を晒すくらいなら、と彼は最後まで戦い抜いた。
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標準
shame at the moment of one's death
作例 · 標準
最期まで気丈に振る舞い、彼は死に恥を見せなかった。
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敵に捕らえられ、死に恥をかくことだけは避けたかった。
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彼は名誉ある戦死を選び、死に恥をかかずに済んだ。
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