応元
おうげん
名詞
標準
文例 · 用例
富士の噴火は、日本に記録の残っているものから調べると、皇紀一四四一年、天応元年が初めで、それから、同一七四三年、永保三年まで約三百年の間に九回の噴火をしている。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
跋文を読むに、この書は二世|瑞仙晋の子|直温、字は子徳が、慶応元年九月六日に、初代瑞仙独美の五十年|忌辰に丁って、新に歴代の位牌を作り、併せてこれを纂記して、嶺松寺に納めたもので、直温の自筆である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
第七年は慶応元年である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
慶応元年は蘭軒歿後第三十六年である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
慶応元年には辻花雪が歿した。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
慶応元年乙丑、十九歳。
— 森鴎外 『能久親王年譜』 青空文庫
これもその雷獣のお話ですよ」 慶応元年六月十五日の夜は、江戸に大風雨があって、深川あたりは高潮におそわれた。
— 雷獣と蛇 『半七捕物帳』 青空文庫
ところが、この慶応元年の正月頃から一人のわかい侍がこの矢場へ時々に遊びに来ました。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫