黄色っぽい
きいろっぽい
形容詞
標準
yellowish
文例 · 用例
一人のは赤黒く一人のは著しく黄色っぽい調子が目についた。
— 寺田寅彦 『写生紀行』 青空文庫
茶の間は其より一段高く仕切られた八畳程の黄色っぽい座敷である。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
壁は京都の遊郭によくある黄色っぽい砂壁ですが、よく見ると、突き当りの壁には、口に含んで霧にでも吹いたように、血が一面に吹きかかっているのでした。
— 菊池寛 『島原心中』 青空文庫
一体に秋の中頃の黄色っぽい日差しで四方には何の声もしない。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
つき当りの壁から左へ鍵のてに卓子が並んで、真中に赤い鼻の丸まっちい「ラップ」の作家タラソフ・ロディオーノフが、鳥打帽かぶって、黄色っぽいレイン・コートをひっかけたまま坐っている。
— 宮本百合子 『「鎌と鎚」工場の文学研究会』 青空文庫
そのころの私と言えば、赤い靴足袋を穿いて、黄色っぽい羽二重の筒袖を着て、鞄を肩から脇へかけた初々しい少年だった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
彼は台の上に出してくれる大きな盃を取って、女から薄黄色っぽい薬酒をついで貰うなり一杯ぐっと飲み干した。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
第一房の金網ばりの高窓からチョッピリ三角形に見える青空と、どこかの家の黄色っぽいペンキを塗ったトタンの羽目が落付かない光で反射するようになった。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
作例 · 標準
「君の描いた空、少し黄色っぽいね」「夕立が来る前の、あの独特な不気味さを表現したかったんだ」
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長い間押し入れに眠っていた古い写真が、黄色っぽく退色してしまっている。
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この辺りの土壌は砂を多く含んでいるせいか、全体的に黄色っぽい色をしている。
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