南京町
ナンキンまち
名詞
標準
Chinatown
文例 · 用例
Y君に禮を云つて、歸らうとすると、「夕方から南京町でK君のために祝ひの會をすることになつてゐるから、出て呉れませんか」と言はれた。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
一方が公園で、一方が南京町になっている単線電車通りの丁字路の処まで私は来た。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
全く現今では想像のつかないほど、横濱の南京町など不氣味な場所だつたやうだ。
— 長谷川時雨 『日本橋あたり』 青空文庫
ざっこく屋と云う木賃宿から、その頃流行のモスリンの改良服と云うのをきせられて、南京町近くの小学校へ通って行った。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
南京町にいって、支那料理屋にはいり、老酒をのみ、よく食べた。
— ――「小悪魔の記録」―― 『女と帽子』 青空文庫
店内にも路にもそのときわれわれのほかに一人の人間も見えず静かな夜みちを、そこから左にそれて南京町の方へ歩いて、聘珍で夕食をすました。
— 片山廣子 『花屋の窓』 青空文庫
戦勝国の日本をさして、千波万波を蹴立てて乗り込んでくる毛唐人の蒸気船は、芝居の紙の雪をふらすように、紙幣や金貨を落としていくので、にわか仕立ての弗旦もずいぶんそこここにできていて、南京町や十二天あたり、絃歌のさんざめきが絶えなかった。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
それがシナ人の間に最も信ぜられていて、南京町の住人たちは、くれぬなら買って行こうと現金主義をさらけ出して、係員をてこずらせる。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
作例 · 標準
神戸の南京町へ行くと、漂ってくる美味しそうな中華まんの匂いに誘惑される。
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週末の南京町は、食べ歩きを楽しむ観光客で身動きが取れないほど混雑していた。
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横浜の中華街もいいけれど、どこかアットホームな雰囲気のある神戸の南京町も大好きだ。
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