錫色
すずいろ
名詞
標準
文例 · 用例
プランクトンの豊富な錫色の海をゆく、砕氷や氷山の涯しない行列。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
それには、錫色の帆も砲門の緑も、まるで年老いて、冷たい眠りに入ったかのようであった。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
ウルリーケは爽やかな大気を大きく吸い込んだが、おそらく彼女の眼には、その燦かな光が錫色をした墓のように映じたことであろう。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
それが水平線の方へ下るにつれて、次第に暗くなり、鉛色に變り、錫色のどんよりした陰影に變つてゐた。
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫