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名詞
1
標準
文例 · 用例
ハムレットさま、そんな浅墓な晦は、やめて下さい。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
見るべし、支那の君子の言葉もいまは、詐欺師の晦の利器として使用されているではないか。
太宰治 惜別 青空文庫
強く、世間のつきあいは、つきあい、自分は自分と、はっきり区別して置いて、ちゃんちゃん気持よく物事に対応して処理して行くほうがいいのか、または、人に悪く言われても、いつでも自分を失わず、晦しないで行くほうがいいのか、どっちがいいのか、わからない。
太宰治 女生徒 青空文庫
即ち、この明智は芸術家芥川氏の武器であり、甲冑であり、時には自分を鮮に晦させる面紗である。
――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 現代作家に対する批判と要求 青空文庫
三 青年は半狂乱の躰で、地を踏んで歯噛をした。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
…… や、其の笑顔を思ふては、地踏んで堪へても小家へは寐られぬ。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
氏が妙に空虚に張った声の内容には、何か晦する感情が、潜んでいるようにも感ぜられた。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
殊に彼自身、二十余歳まで眼に国語を知らず、郷党に笑はれたなどと晦して人に語つたのが、他人の日記にもしるされてあるので、一層この間の彼の文学的内容生活は、他人の不思議さを増させた。
岡本かの子 上田秋成の晩年 青空文庫