江戸芸者
えどげいしゃ
名詞
標準
Edo geisha
文例 · 用例
「素足も、野暮な足袋ほしき、寒さもつらや」といいながら、江戸芸者は冬も素足を習とした。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
江戸芸者と踊子 今のシャに深川芸者の粋と意気地なく、素袷に素足の伊達は競わずもあれ、せめてその気分だけでも享けついで、も一度江戸趣味を東京に復興さして見たいのが吾儕の望み。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
――さて江戸芸者の濫觴は、宝暦年中、吉原の遊女扇屋歌扇というが、年あけ後に廓内で客の酒席に侍り、琴三味線を弾きもて酔興をたすけたに因みし、それより下っては明和安永の頃からである。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
人情本と浮世絵 江戸芸者の詮索ついでに、それが風俗を捜ぬべく、人情本と浮世絵とから拾って見ると、為永春水の作に次の如く書いてある。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
で、この風俗は、江戸芸者にばかりではなく、一般に行われたことは、その頃の浮世絵なり、絵本草双紙の類に屡次見るところだ。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
それに、こってりと濃い化粧をした女の顔も、吉原あたりで見る鉄火のようなところもあって、年も二十を幾つか越したぐらいのところ、芸者としては、今を盛りの芸者ぶりで、立派に江戸芸者で通るほどの女でありましたから、兵馬も一時はあわてました。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
文学作品の中で、江戸芸者の粋な暮らしが描かれている。
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花街の風情が残る小路で、江戸芸者の後ろ姿を見かけた。
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彼女は江戸芸者の伝統的な舞踊を学ぶため、日々稽古に励んでいる。
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