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紅粉

べにこ異読 こうふん
名詞
1
標準
powdered rouge
文例 · 用例
聞くがごとくんば、理学士が少なからぬ年俸は、過半菅子のために消費されても、自から求むる処のない夫は、すこしの苦痛も感じないで、そのなすがままに任せる上に、英吉も云った通り、実家から附属の化粧料があるから、天のなせる麗質に、紅粉の装をもってして、小遣が自由になる。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
読書、習字、算術等、一切の科学何かある、唯紅粉粧飾の余暇に於て学ばむのみ。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
裁縫は知らざるも、庖丁を学ばざるも、卿等が其美を以てすれば、天下にまた無き無上権を有して、抜山蓋世の英雄をすら、掌中に籠するならずや、百万の敵も恐るゝに足らず、恐るべきは一婦人といふならずや、そも/\何を苦しんでか、紅粉を措いてあくせくするぞ。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
もしそれやけに紅粉を廃して、読書し、裁縫し、音楽し、学術、手芸をのみこれこととせむか。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
如何となれば渠等は紅粉を職務として、婦人の分を守ればなり。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
薄き給金にて繋がれ、昼の温習、夜の舞台ときびしく使われ、芝居の化粧部屋に入りてこそ紅粉をも粧い、美しき衣をもまとえ、場外にてはひとり身の衣食も足らずがちなれば、親はらからを養うものはその辛苦いかにぞや。
森鴎外 舞姫 青空文庫
我目に留まりしは、十年前までは美しかりけんと思はるゝ、さたすぎたる婦人の服飾美しく面に紅粉を施せるが、痩せたる掌に骨牌緊しく握り持ちて、鷙鳥の如き眼を卓上の黄金に注ぎたるなり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
薄き給金にて繋がれ、晝の温習、夜の舞臺と緊しく使はれ、芝居の化粧部屋に入りてこそ紅粉をも粧ひ、美しき衣をも纒へ、場外にてはひとり身の衣食も足らず勝なれば、親腹からを養ふものはその辛苦|奈何ぞや。
森鴎外 舞姫 青空文庫
作例 · 標準
祖母の鏡台の引き出しには、昔使っていた古い紅粉の小箱が大切にしまわれていた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
日本舞踊の発表会に向けて、師匠に紅粉の引き方を丁寧に教えてもらった。
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時代劇のメイク係が、役者の頬にほんのりと紅粉をのせて血色を足している。
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