ぴりり
ぴりり
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
tingling
文例 · 用例
微曇のした蒸し暑い日で、青あおと続いた稲田の稲の葉がぴりりとも動かなかった。
— 田中貢太郎 『貧乏神物語』 青空文庫
多鶴子の顔が正視出来ないので、豹一は自然胸のところばかり見ていたが、赤く染められた胸の静脈が急にぴりりと動いた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
一国の憂鬱、危機、すぐにこのアンテナは、ぴりりと感ずる。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
ぴりりと痛むところが一箇所みつかった。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
ふくよかな触感が、彼の全身の神経をぴりりと揺ぶった。
— 小酒井不木 『死の接吻』 青空文庫
店で試しに口へ当てて見るのは、この酒はどんな質で、どう口当りがして、売ればいくらくらいの相場で、舌触りがぴりりとして、後が淡泊して、頭へぴんと答えて、灘か、伊丹か、地酒か濁酒かが分るため、言い換れば酒の資格を鑑別するためであります。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
で、今朝お雑煮をしまつたあとで、何時ものとほりに長火鉢にすわつてゐた彼女がふと嚏をしたところで、頭がぴりりと痛んだ。
— 徳田秋聲 『折鞄』 青空文庫
ちょうどもがく肢の処に一匹もうぴりりとも動かない小蠅の体があった。
— 宮本百合子 『蠅』 青空文庫
作例 · 標準
一口食べると、山椒の風味が口の中にぴりりと広がる。
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冬の朝の冷気が顔にぴりりと感じられ、目が覚めた。
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「わー、この生姜湯、体がぴりりと温まるね!」
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