乱麻
らんま
名詞
標準
anarchy
文例 · 用例
六 見る見る百人長は色激して、砕けよとばかり仕込杖を握り詰めしが、思うこと乱麻胸を衝きて、反駁の緒を発見し得ず、小鼻と、髯のみ動かして、しらけ返りて見えたりける。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
植通公の若い時は天下乱麻の如くであった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
罪と罰をアントとして考えたドストの青みどろ、腐った池、乱麻の奥底の、……ああ、わかりかけた、いや、まだ、……などと頭脳に走馬燈がくるくる廻っていた時に、「おい!
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
乱麻を焼き切る 小説論が、いまのように、こんぐらかって来ると、一言、以て之を覆いたくなって来るのである。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
討論の現場に居合せたもうひとりの下僚は、「いえ、いえ、どうして、かいとう乱麻を断つ、というところでしたよ」 とお世辞を言う。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
六 見る見る百人長は色|激して、碎けよとばかり仕込杖を握り詰めしが、思ふこと乱麻胸を衝きて、反駁の緒を発見し得ず、小鼻と、髯のみ動かして、しらけ返りて見えたりける。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
……こうした湊屋仁三郎一流の痛快な消息のドン底を把握し、神経衰弱の無限の乱麻を一刀両断しようと思うならば請う、刮目して次回を読め!
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
」「快刀乱麻を断つ見事な推理だ。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
作例 · 標準
汚職事件の発覚を機に政界は快刀乱麻を断つが如く改革が進むかと思われたが、現実は甘くなかった。
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複雑に絡み合った人間関係はまるで乱麻のようで、どこから手をつけて解決すべきか全く見当がつかない。
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長引く内戦により国の統治機構は完全に崩壊し、社会は無秩序な乱麻の状態に陥ってしまった。
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