コペルニクス的転回
コペルニクスてきてんかい
名詞
標準
Copernican Revolution
文例 · 用例
デカルト哲学はカントのコペルニクス的転回によって覆えされた。
— 西田幾多郎 『デカルト哲学について』 青空文庫
コーヘンが指摘するように、カントのコペルニクス的転回によって、スコラ哲学における主観客観の概念は根底的に逆に組織づけられたとも考えられよう(H.Cohen : Kants 〔Begru:ndung〕 d. Aesthetik S. 103―4)。
— 中井正一 『近代美の研究』 青空文庫
存在論が Existenz の考えかたをもってこの実体性をより深い分解にまでもたらし、新カント派が Funktion の考えかたをもって心理性を解体したのも、実にこのコペルニクス的転回の方向にそうところの遠き延長であるといえよう。
— 中井正一 『近代美の研究』 青空文庫
三 前節においては、世界観におけるコペルニクス的転回において、純粋あるいは絶対の形容詞句の表現する世界感の一群を考察した。
— 中井正一 『近代美の研究』 青空文庫
宇宙の中心は自分であり、機械的法則の宇宙よりも、それを測定出来る自分がはるかに尊厳であることを考えぬいたカントは、まさに思想のコペルニクス的転回をやってのけたのである。
— 中井正一 『現代美学の危機と映画理論』 青空文庫
彼が自分の哲学方法をコペルニクス的転回と云って誇っているのは好く知られているが、普通之は主観を中心として客観界を処理しようという観念論への転回を指すのだ、という風に理解されている。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
で所謂コペルニクス的転回なるものは、実験や観察に基いて研究した結果、従来とは全く方向の逆な結論を得ることが出来る、という関係を意味するらしい。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
――カントの所謂コペルニクス的転回とは、実は実験的転回のことであって、中心を対象から主観に移した点から云えば、寧ろ、コペルニクス自身の転回とは反対な態度だったろう(この点に就いてはすでに高坂正顕氏の所説がある)。
— 戸坂潤 『技術の哲学』 青空文庫
作例 · 標準
カントの哲学は、認識論においてコペルニクス的転回をもたらしたと言われている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「この新しい技術は、業界にコペルニクス的転回をもたらすだろう。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼のアイデアは、従来の考え方を根本から覆す、まさにコペルニクス的転回だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
コペルニクス的転回 とは、物事の見方が180度変わってしまう事を比喩した言葉。あるいは、既存の物事を根本的に転換させた視点で考察する際の表現。 コペルニクスが天動説を捨てて地動説を唱えたことに喩えている。