輓具
輓具
名詞
標準
文例 · 用例
どうしたわけで一門の大砲のまわりにこんなに大勢くっついているのやら、どうしてこんなに沢山の馬が、てんでに変てこな輓具でがんじがらめにされながら、一門の砲をえっさらおっさら曳きずって、まるでその砲が実際それほど重たい怖るべき代物であるかのような騒ぎを演じているのやら、そこがわからないのである。
— ПОЦЕЛУЙ 『接吻』 青空文庫
それは家にいた時馬丁が馬にとりつけたような輓具であつた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
二時間も愚痴をこぼしながら骨折つて、輓具をととのえ、負傷で体のこわばつた組犬が出発し、雪道の中でも彼等が今まで出会つたこともないような難所で、そのためにドースンまでの間では一番の難所を、苦悶してよじのぼつていた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
或る朝ペリー河で、彼等が輓具をつけていると、何事でも目立つたことのないドリーが急に気が狂つた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
これはスピッツを支え、スピッツをして、輓革をつけていてしくじつたり、ずるけたりする犬や、朝輓具をつける時にずらかる犬を懲らしめさせる矜恃であつた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
バックは輓具をつけると忠実に働いた、それは労役が彼にとつて一つの喜びとなつたからである。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
もうスピッツがいなけりや、もう面倒もなしさね、きつと」 ペローが野営用具をたたみ橇に荷を積んでいる間に、フランソアが犬に輓具をつけはじめた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
それから幾人かが野営をたたむ間に他の者が犬に輓具をつけ、一行が出発してから一時間かそこら経つと、一しきり暗くなつてそれが黎明の予告を与えた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫