契る
ちぎる
動詞-五段-ラ行
標準
to pledge
文例 · 用例
十年互いに知りてついに路傍の石に置く露ほどの思いなく打ち過ぐるも人と人との交わりなり、今日見て今夜語り、その夜の夢に互いに行く末を契るも人と人との縁なり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
一日、壬申、幕府に於て和歌御会有り、題は梅花万春を契る、武州、修理亮、伊賀次郎兵衛尉、和田新兵衛尉等参入す、女房相まじる、披講の後、御連歌有りと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
二世といふ縁に二世あるは少なく、三世といふに三世あるも亦|尠なし、まことの心にて契る誓ひは稀にして、唯だ目前の情と慾とに動くも亦たはかなき至りなり、讐と恩とに於て亦た斯の如し。
— 北村透谷 『哀詞序』 青空文庫
大島守は、折に触れ、資治卿の噂をして、……その千人の女に契ると言ふ好色をしたゝかに詈ると、……二人三人の妾妾、……故とか知らぬ、横肥りに肥つた乳母まで、此れを聞いて爪はじき、身ぶるひをする中に、白妙|唯一人、(でも。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
いときなき初元結ひに長き世を契る心は結びこめつや 大臣の女との結婚にまでお言い及ぼしになった御製は大臣を驚かした。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
唄「人と契るなら、薄く契りて末遂げよ。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
いいえ、いいえ、祖先の位牌をお守りせねばならぬわたくし、三とせ前に契るときから、江戸隠密とは承知の上で、こうした悲しい別れの日も覚悟の上で思い染め馴れ染めた仲でござります。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
黄金色の金盞花、男の夢に通つてこれと契る魑魅のもの凄い艶やかさ、これはまた惑星にもみえる、或は悲しい「夢」の愁の髮に燃える火。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
作例 · 標準
親友と永遠の友情を契る。
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故郷の発展に尽力すると、彼は心に固く契った。
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二人は互いの成功を信じ、再会を契った。
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標準
to have sexual intercourse (esp. between husband and wife)
作例 · 標準
若い夫婦は愛し合い、毎晩のように契った。
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古典文学では、男女が契る場面が情緒豊かに描かれている。
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彼は病床の妻の手を握り、「来世でも契ろう」と囁いた。
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