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娑婆ッ気

しゃばっけ異読 しゃばッけ
名詞多音語
1
標準
worldly desires
文例 · 用例
」「うんにゃ、後生気どころじゃねえ、ここ一番という娑婆ッ気だ、伝九。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
僅かに勿来の関で、遠くも来つるものかなと、感傷を逞しうした白雲が、もうこの辺へ来ると、卒業して、漂浪性がすっかり根を張ったものですから、※徊顧望なんぞという、娑婆ッ気も消えてしまって、むしろ勇ましく、北地へ向けてのひとり旅が成り立ちました。
白雲の巻 大菩薩峠 青空文庫
どのみち、娑婆ッ気が多く生れついてるんだから仕方がない――尼さんにでもなってしまわない限り、水を向けられるように出来てるんだと、お角も諦めはしたが、そうそうは身体が続かないよといって、この機会にお梅を連れて、伊豆の熱海の温泉へ、湯治と洒落れ込むことに了簡をきめたのです。
流転の巻 大菩薩峠 青空文庫
だから我々が模範を……と、劇評家たちが娑婆ッ気を起すことになり、それが文士劇に発展したのは、前に書いた通りである。
野村胡堂 胡堂百話 青空文庫
そんな娑婆ッ気で居たたまれる城じゃあない。
千早帖 私本太平記 青空文庫
あいつ無闇に親船を駈落して来は来たものの、本来あの兵部の娘にしてからが、そんなに思慮の計算のあるやからではない、人の金を持ち出して、二十日余りに四十両の五十両のと使い果してから、この世の名残りとしゃれるようなしゃばっけも持ち合わせてはいない。
白雲の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
あの人は、まったく娑婆ッ気がない、清らかな人だ。
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子供はまだ娑婆ッ気がなく、純粋な心を持っている。
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俗世の欲とは無縁の、静かな隠遁生活に娑婆ッ気を感じない人もいる。
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