耳目を驚かす
じもくをおどろかす
表現動詞-五段-サ行
標準
to take by surprise
文例 · 用例
「夫婦苦楽を共にするということは努々等閑にさるべきことではない」のだから、ことこれに関しては、議論して争うことも避けがたく「是れが為に凡俗の耳目を驚かすことあるも憚るに足らざるなり。
— 宮本百合子 『三つの「女大学」』 青空文庫
その時に千両の紙と云うものは実に人の耳目を驚かす。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
飽くまでも議論して之を争い、時として是れが為めに凡俗の耳目を驚かすことあるも憚るに足らざるなり。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
一国文明のために学問の貴重なること、すでに明らかなれば、その学問社会の人を尊敬してこれに位階勲章をあたうるは、まことに尋常の法にして、さらに天下の耳目を驚かすほどの事に非ず。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
一新の後、いまだ十年ならずして、学校・兵備の改革あり、鉄道・電信の設あり、その他石室を作り、鉄橋を架する等、その決断の神速なるとその成功の美なるとに至りては、実に人の耳目を驚かすに足れり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
一、古来、日本にて学者士君子、銭を取りて人に教うるを恥とし、その風をなせるがゆえに、私塾にて些少の受教料を取るも大いに人の耳目を驚かす。
— 福沢諭吉 『学校の説』 青空文庫
ロンドン、パリ、ベルリンは実に欧州の三大都にして、本邦人のはじめて欧州に来たりて耳目を驚かすものは、ただこの三都なり。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
世間の習慣で何事をも誇張するために、セルギウスのした事は大した事のやうになつて、その高徳の評判は人の耳目を驚かすやうになつた。
— VATER SERGIUS 『パアテル・セルギウス』 青空文庫