廃れた
すたれた
形容詞-語幹
標準
out of date
文例 · 用例
今や廃れたる一切の情緒が出水のやうに溢れてきた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
大阪からながれてきたチヨダ・ビルのダンサー達が廃れた皮膚をしてアスハルトの冷たい街路に踊る靴をすべらした。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
汽車はやがて廃れた様な暗い民家の低い軒毎を明るくして新鮮な蜜柑の山積する海添いの村落に入った。
— 岡本かの子 『動かぬ女』 青空文庫
それで、実はこれは廃れた食物であります。
— 宮沢賢治 『茨海小学校』 青空文庫
そして彼はその日の中に、その肖像画を階上の廃れた勉強部屋にこっそりと移してしまった。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
そして廃れた工場の間に挾まれた小いさな汚れた家へ入った。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
講習所の娘たちの間に、これを読んで、「丹花の呪禁」だといつて、活け剰りの花を口に銜へ、腰に手を当てゝ、映画に出て来るジヨルヂユ・サンドのやうな気取つた恰好で濶歩するのが一時流行つて、やがて廃れたが――。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
季節のせいばかりでなく、たしかに片貝の町そのものが廃れたのだ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
作例 · 標準
廃れた駅舎の待合室には、今はもう誰も使わない古いベンチが残されている。
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昔の流行語を今使うと、どうしても廃れた印象を与えてしまう。
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廃れた村を再建しようと、移住してきた若者たちがカフェを開いた。
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