外官
がいかん
名詞
標準
external sense
文例 · 用例
古い一例を挙げれば清和天皇の御代|貞観十六年八月二十四日に京師を襲った大風雨では「樹木有名皆吹倒、内外官舎、人民|居廬、罕有全者、京邑衆水、暴長七八尺、水流迅激、直衝城下、大小橋梁、無有孑遺、云々」とあって水害もひどかったが風も相当強かったらしい。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
当時の文学革新は恰も等外官史の羽織袴を脱がして洋服に着更えさせたようなもので、外観だけは高等官吏に似寄って来たが、依然として月給は上らずに社会から矢張り小使同様に見られていたのである。
— 内田魯庵 『二十五年間の文人の社会的地位の進歩』 青空文庫
現象学に就いて 運動は、物質と同じく、外官の対象、即ち現象に外ならない。
— 戸坂潤 『エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説』 青空文庫
其後の彼は、多く外官に任ぜられて、延暦元年まで、殆ど落ちついて都の生活を味うて居る暇がなかつたものと思はれる。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫
この共通感官は、無論五官(外官)ではあり得ない。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
そうした生理解剖学的定位から抽象されたものとしてこの共通感官を見るならば、今云った定位問題とは一応無関係に、之を外官に対する内官と考えることが出来るようになる。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
無論外官とか内官とかいう哲学上の常識観念は、相当限定の困難なものだが、少くとも外官が常識的に云っても肉体上明らかな定位を持っているのに較べれば、内官の方は、決してそんなに容易に肉体的器具と一致させることの出来ないように見える理由があるだろう。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
そこで之を内感と呼んでもいいと考えられるようになって来るのである(この時内官に対比される外官も亦外感と書かれるに値して来る)。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
作例 · 標準
外官の性質と、それが現実にどう結びつくかについて、哲学者は議論する。
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視覚や聴覚といった外官が、空間認識にどう寄与するかをこの研究は調査している。
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外官の損傷は、感覚の知覚を損なう可能性がある。
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私たちの外官は、世界との主要な接点だよね?
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ウィキペディア
外官(げかん)とは、律令制において、在京の以外にあった官司・官職のこと。京官(内官)とは対の関係にある。
出典: 外官 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0