寺主
じしゅ
名詞
標準
文例 · 用例
わたくしは向島弘福寺主に請うて借閲し、副本を作つて置いた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
是に於てわたくしは向島弘福寺主の言ふ所の無根拠でなかつたことを知つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
寺主は巣鴨に移された墓の事を聞いて、上野に移された墓の事を聞かなかつたのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
処が此時横槍を入れたのが義元の次兄で、花倉の寺主|良真である。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
龍造寺主計が、東海道から江戸へはいったのは、この、お民が、おせい様の家から、そそくさと帰ったころだった。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
龍造寺主計は、どこの産ともわからない、諸国放浪の浪人だ。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
品川まで来ると、八ツ山下の、ちょっと海の見えるところに、掛け茶屋が出ているから、龍造寺主計は、そのまえに立ちどまって、「おい」「いらっしゃいまし。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
龍造寺主計という人は、こんなふうに、人を驚かしてばかりいるのだ。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫