人もあろうに
ひともあろうに
表現
標準
of all people
文例 · 用例
ワザと失敗したという事を、人もあろうに、竹一に見破られるとは全く思いも掛けない事でした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
人に甘え、世に甘え、自分にないものを、何かしらん、かくし持ってあるが如くに見せかける、その思わせぶりを、人もあろうに、あなたに指さされ、かなしかった。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
しかしその檀那と頼んだ人が、人もあろうに高利貸であったと知った時は、余りの事に途方に暮れた。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
人もあろうに司馬遷がこの刑に遭ったのである。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
だって君、人もあろうに、シャーロック・ホームズが、僕の書斎に、現われるなどと云うことは、どうして信じられよう」 こう云って私は再び、彼の袖の上から腕をつかんだ。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
ところがどうだろう、――こんな話をしている中に、人もあろうに件の紳士が入って来て、酒場でビールを引っかけていたのだ。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
河野の愛には報いないで、人もあろうに、河野には無二の親友であった高田に、心を移して行った令嬢や、又河野に対する軽い口約束を破ってまで、それを黙許した令嬢の母のS未亡人に対する河野の煮え切らない心持は、雄吉から考えれば腑甲斐なき限りであった。
— 菊池寛 『神の如く弱し』 青空文庫
)人もあろうに、源氏方……しかも那須の一門に、狎れ馴染んだる憎い奴……。
— 岡本綺堂 『平家蟹』 青空文庫
作例 · 標準
「え、あの人が犯人だなんて!人もあろうに、どうしてそんなことを!」
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「まさか、一番信用していた同僚が裏切るなんて、人もあろうに!」
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「あんなに優しい先生が、そんな不正をするなんて、人もあろうに!」
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