母御
ははご
名詞
標準
mother
文例 · 用例
して、こなたの母御は当年何歳で、なんの年の御出生でござるかな」「母は六十で、戌年の生まれでございます」と、半七は答えた。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
「叔母御の処へ来なさったかね」と吉蔵が聞くと、「うむ」と返事をしたきり若者はまだ立ち去りそうもない。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
あなたの母御と同じ資格である「母性」に坐して申し出る。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
あなたの母御さまが今|茲にお見えになりますぞ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
就中、銑太郎などは、自分釣棹をねだって、貴郎が何です、と一言の下に叔母御に拒絶された怨があるから、その祟り容易ならずと可知矣。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
実の産の母御でさえ、一旦この世を去られし上は――幻にも姿を見せ、乳を呑ませたく添寝もしたい――我が児最惜む心さえ、天上では恋となる、その忌憚で、御遠慮遊ばす。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
老いたる侍 只今|其方の母御はな……え、思ふだに涙が雫れるわ……其方の不孝をう、怨み、怨み死にに死んでおぢやつたのぢや。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
家へ行けば母御ばかりがぼんやり。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
作例 · 標準
若い頃は、母御のありがたみが分からなかった。
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彼は、いつも優しく見守ってくれた母御を深く尊敬している。
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病に伏せる母御のために、彼女は毎日看病に通った。
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