渓派
けいは
名詞
標準
文例 · 用例
仙台坂の山本麻渓宗匠、石州怡渓派の耆宿で随一の学者だけに教授も厳格、随ってお弟子が少なかった。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
されど我は其程には思はず、徐ろに其路を進み行きしに、俄然林は少し開けて、眼下には溪派の泡を吹き烟を卷きて、凄じく奔飛するさま、手にも取られんばかり極めて明らかにあらはれ出づ。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫
怪みて猶下れば、下なる浴槽に、一人の村孃、年十八ばかり、今しも半身の裸體を出して、前なる溪派を見詰めつつ、惜氣もなく玲瓏たる聲を、山水の間に朗詠してあり。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫